菜箸で1500円という値段は高いのか安いのか?
近所の100円ショップでは2膳セットで売っていますから、30倍の価格です。
数年前にデパートの実演販売で1500円するものを購入したのですが、それはそれは使い勝手の良い品で、そればかりを使うようになりました。
天ぷら用の菜箸のように太いけれど、驚くほど軽く、八角形に面取りがしてある木曽檜でできたものです。太いと手が疲れるかなと思いきや、それ以前に使用していた煤竹の細い菜箸のように、指に食い込むような感じも無くて長時間使っていても実に楽なのです。建具を作る職人さんが鉋で削ったオリジナルということもあり、その後、その菜箸の販売に出会えなくて、もっと買っておかなかった事を後悔しました。
似たものをアレコレ購入してみたり、それを家人に削って貰って似通った形状に細工してみたり…。でも、結局はオリジナルのものが一番使いやすいのですよね。
先日、久々にというか偶然に、それが実演販売されているのに出くわして、喜々として追加購入してきました。痛みやすい上に人目に触れるわけでもない菜箸に何千円と払うというのも贅沢な気がしますが、作業効率や気持ちよく料理できることを考えると、それだけの価値はあると思えます。
各地のデパートで実演販売をされているようですが、今回は連絡先を伺ってくるのも忘れませんでした。
下から2番目が新品。一番下が同じ品を使い込んだもので、うっかり折ってしまって少し短くなってます。焦げてしまっても削り直してくれるそうですよ。
江戸組子 建松 さん の商品です。